都バスが富山で「冷凍餃子店」になっていた!? お代は運賃箱へ 高速バス会社の珍副業なぜ?

ところでなぜ「ふくちぁん」? 関西でお馴染みの店との縁

――ところで「ふくちぁん」は関西では知られていますが、なぜ北陸で出店されたのでしょうか?

西村社長:実はコロナ前に貸切バスでお客様にお酒の提供を考えており、酒販の販売免許を取得していました。その酒販問屋の方のお薦めで北陸進出を検討されていた「大阪ふくちぁん餃子」を食べてみたら、非常においしかった!売るならこの餃子がいい!と思いました。

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 なお、「大阪ふくちぁん餃子」の元となっている「大阪ふくちぁんラーメン」は1976(昭和51)年創業、1号店である塚本店(大阪市淀川区)は、今でもその賑わいを保ち続けています。今回「ふくちぁん」の冷凍餃子を家で調理しましたが、お店の味とほぼ同様に、絶品の餃子を家で楽しむことができました。

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「大阪ふくちぁんラーメン」第1号店の塚本店(宮武和多哉撮影)。

 イルカ交通の高速バスで高岡に戻ってきた際の手土産にも良し、店の前には30分無料の駐車場もあるのでふらりと立ち寄ってもよし。餃子の購入ついでに、ふだんじっくり眺めることのない路線バスの車内を見て楽しむのも良いでしょう。

【了】

【「みんくる」いる!】都バス改造「無人冷凍餃子店」の車内 写真で見る

Writer: 宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)

香川県出身。鉄道・バス・駅弁など観察対象は多岐にわたり、レンタサイクルなどの二次交通や徒歩で街をまわって交通事情を探る。路線バスで日本縦断経験あり、通算1600系統に乗車、駅弁は2000食強を実食。ご当地料理を家庭に取り入れる「再現料理人」としてテレビ番組で国民的アイドルに料理を提供したことも。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅」など。

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