世界初 量産ソーラーカー発表 車体は太陽電池だらけ バス用ソーラー充電キットも 独
電欠知らず?
ドイツで発表のソーラーEV 価格はお手頃?
ドイツ・ミュンヘンを拠点とするソノモーターズが2022年7月25日、世界初のソーラー発電電気自動車「サイオン」、ならびに、バスへ後付けする「ソーラーバスキット」を世界初公開したと発表しました。
「サイオン」はミニバン型の乗用車で、今回発表されたのは最終的な生産設計モデルだといいます。ボディには456枚の太陽電池セルが配置されており、バッテリーに週あたり平均112km、最大で245km分の充電が可能とのこと。車両から家庭や電子機器、あるいは他の電気自動車へ電力を供給することができると期待されているそうです。
7月1日時点で、サイオンは1万9000以上の予約があり、全ての予約が売り上げにつながると仮定した場合、推定純販売価格は2万5126ユーロ(7月29日時点のレートで約342万円)になるとか。中規模セグメントの車両で最もコストの低い選択肢のひとつになると予想されるといいます。
生産は2023年後半からフィンランドで開始、立ち上げ期間を経て、7年以内に約26万台を生産する目標だそうです。
もうひとつの「ソーラーバスキット」は、ヨーロッパ市場で一般的な12mの路線バス(メルセデス・ベンツ シターロなど)に最適化されており、約8平方メートルのソーラーパネルをバスに設置することで、年間最大1500Lの軽油と1台あたり最大4トンのCO2を削減できるといいます。こちらは世界の車両メーカーのほか、ミュンヘン市の公共交通会社とも提携しているそうです。
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