ついに発進!「渋谷~成田空港の格安高速バス」 事前決済で1500円 成田アクセス激変の可能性
山手線西側の3大ターミナルと成田空港を結ぶ初めての格安高速バス(LCB)が、池袋とともに渋谷からも運行を開始しました。成田へのアクセスはどう変わるでしょうか。
渋谷からも「LCB」発進
東急バスは2022年8月1日(月)、渋谷と成田空港のあいだに格安高速バス(LCB、ローコストバス)の運行を開始しました。
運賃は大人片道1900円。渋谷駅からの利用は、東京空港交通が運営する予約サイト「リムジンWeb」にて発車5分前までに予約のうえ事前決済をすると1500円になります(小児半額)。本数は毎日3往復です。
成田空港のいわゆるLCBは、8社共同で運行する東京駅発着の「エアポートバス東京・成田」(旧東京シャトル、THEアクセス成田を統合)が知られますが、山手線西側の3大ターミナル(池袋、新宿、渋谷)に発着するのは初めて。同日には池袋発着でウィラーエクスプレスら4社の「成田シャトル池袋線」も運行を開始しています。
ただ、現在は運休しているものの、東急バスはこれまでも二子玉川・渋谷~成田空港線を運行しています。この路線との違いについて同社は次のように説明します。
「二子玉川・渋谷~成田空港線は、それぞれのエリアのホテルを回る運行とし、ポーターによるお荷物の積み下ろしなどフルサービスでご案内をしており、多くのインバウンドのお客さまにもご利用をいただいていました。今回のLCBは、サービスを簡素化し、お客さまご自身でお荷物の積み下ろしをしていただいたり、Web事前決済(渋谷発成田空港方向のみ)を導入したりと、極力コストを掛けずに運行する形態をとっています」
ちなみに、運行開始を8月1日にしたのは、「夏季期間中の国内での移動需要を取り込むため」とのこと。インバウンド需要の回復が未だ見通せないながらも、「国内移動で成田からLCCをご利用になるお客さまは戻りつつありますので、その方々もターゲットとしております」ということです。
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