電車の“お尻ポカポカ”一人占め可能に? 世界初のヒーター開発中 温度調整はスイッチで各自

電車の座席に座るとお尻がポカポカ――これは座席の下の暖房装置によるものですが、この暖房システムが生まれ変わるかもしれません。世界初となる「繊維のヒーター」の開発が進められています。

暖房スイッチが“各席”につく?

 電車のシートの布製ヒーターとして活用が考えられているのが、三機コンシスが開発した「ホットピア(HOTOPIA)」と呼ばれる世界初の布ヒーターです。これは銀の繊維がニット上に編み込まれ、その繊維1本1本が発熱するという、今までにないヒーティングシステム。普通の布とまったく変わらない性能がありながら、電気を流すことで、発熱やセンサーの機能を発揮するのです。

 その厚さは0.1mm以下と極めて薄く、生地下のクッション材に内蔵することで、座席を温める仕組みだそうです。

 具体的な仕様はまだ検討段階とのことですが、たとえば2人掛けシートに採用し、両方のひじ掛けなどにスイッチを設置することも可能と考えているそう。これまでのように座席全体を一括で温める方式ではなく、乗客がスイッチを操作し、各自の座席を温める方式も想定しているそうです。こうなれば、暖房の消費電力も減り、座席下の暖房装置が不要になることで車両の軽量化にもつながるとのことでした。

なお、車両によって差はあるものの、いまより約5割、消費電力を削減することが目標だそうです。

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最近の車両のヒーターは小型化されているといっても、基本システムは変わっていない(画像:写真AC)。

 ただ、実用化に向けてはまだまだ課題も。どこまで車内を暖めることが可能になるか、コストはどれくらいかかるかといった基本的なことに加え、鉄道やバス特有の揺れや着座時の耐久性など、確認すべきポイントは多いそうですが、日本シールは2023年末までに、安全性などを確認する試験走行の実施を目指すといいます。

【了】

【画像】世界初「繊維ヒーター」が発熱する様子 暖房だけじゃない!?

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コメント

1件のコメント

  1. 使い方とすると、E351系グリーン車と同じよう感じですかね。

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