韓国版ブルーインパルスで“営業”? ブラックイーグルス世界ツアーのワケ アジアの空軍初

韓国版のブルーインパルスにあたる「ブラックイーグルス」が、2か月にわたる欧州・アジアへの“出張”を終えて帰還しました。アジア諸国の空軍アクロバットチームでは初となった長期の海外遠征は、何が目的だったのでしょうか。

ブラックイーグルスが長い長いワールドツアーに出た理由

 ブラックイーグルスが使用しているT-50練習機はF-16と高い互換性を備えているため、F-16パイロットの訓練に適しています。

 エジプト空軍は180機以上のF-16を保有しており、かつ老朽化したチェコ製のL-39、L-59を後継する新高等練習機の導入を検討しています。ピラミッド・エアショーへのブラックイーグルスの参加は、エジプト空軍と同国の国民に対するT-50の絶好のアピールの機会であったと言えます。

 また、ポーランド政府は7月27日、T-50から派生した軽戦闘/攻撃機型FA-50の48機導入を決定しています。ブラックイーグルスのポーランド訪問は、それを記念して行われたものだと韓国の聯合ニュースが報じています。

 T-50ならびにFA-50のメーカーであるKAI(Korea Aerospace Industry)は、ロシアのウクライナ侵攻により、中欧を中心とするヨーロッパ諸国で軽戦闘/攻撃機の需要が高まったと分析しています。そうしたなか行われたファンボロー・エアショーでKAIは、NATO(北大西洋条約機構)とEU(ヨーロッパ連合)加盟国の要求を反映した改良型のFA-50を発表しました。

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2022年7月に初飛行したKF-21「ボラメ」の飛行試験初号機(画像:KAI)。

 どちらも世界有数規模のエアショーであるRIATとファンボロー・エアショーには、各国の空軍関係者が多数来場しており、ブラックイーグルスの参加は、FA-50のプロモーション活動という側面もあったものと見られています。

 最後の訪問地となったフィリピンはどうでしょう。フィリピン空軍はFA-50を導入しています。同空軍にはFA-50の追加調達計画があり、フィリピン訪問はそのプロモーション活動の一環と見られていますが、同時にKAIが主契約社として開発を進めているKF-21「ボラメ」、さらに言えば韓国の防衛装備品輸出の促進という側面もあると筆者は思います。

【塗装もかっけえ!】韓国版ブルーインパルスの機体(写真)

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コメント

3件のコメント

  1. T-50をバラバラに分解して持っていったとか聞いたけどすごい。

    やっぱり、営業がうまいよな~

    日本もこのくらい熱心に営業すれば良いのに。

  2. ブルーも海外で飛びたいだろうね。頭の堅いお役所は中々海外ツアーを認めないよね。

  3. 言っとくけどブルーインパルスよりうまいから

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