高速に「誤進入」したときの対処法 逆走Uターン厳禁 行くしか/払うしかない?

申告後も注意!

 係員に事情を伝える場面では、どんな手順で一般道に戻るのかの説明とは別に、通行料金についての調整も行います。高速道路を走る前に申告をすれば、通行料金は請求されませんが、ETC/一般の混在レーンで申告した場合、ETC車載機にETCカードが入っていると、記録が残ってしまいます。

 そのため誤進入した料金所で、通行料金についての調整を実施します。

 誤進入の場合だけでなく、降りるICを間違えた場合も、ETCカードが車載機に入っていると、必要のないデータを記録してしまう可能性があります。

 係員に申告した後は、この両方の場合に必ずカードを車載機から抜いた状態にします。当事者になった時には詳しく係員から説明がありますが、高速道路を降りる時も必ず一般レーンか混在レーンを使って申告し、収受員により通行料金の調整をしてもらう必要があります。

「逆走、Uターンは絶対にしない。落ち着いて申告して、係員の指示に従ってください」(NEXCO西日本 担当者)

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一般レーンがないICもあるので、その場合はETC/一般レーンへ。写真は大分道 日田IC(中島みなみ撮影)。

 このような高速道路への誤進入、降り間違い時のいわゆる「特別転回」は、道路の構造の問題で対応できない場合も一部ありますが、全国の高速道路、自動車道で基本は同じです。

 まずは焦らず、IC料金所のインターホンまで“前向き”に進んでください。

【了】

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Writer: 中島みなみ(記者)

1963年生まれ。愛知県出身。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者を経て独立。行政からみた規制や交通問題を中心に執筆。著書に『実録 衝撃DVD!交通事故の瞬間―生死をわける“一瞬”』など。

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