日本戦艦「長門」もし米英の同世代艦とタイマン勝負したら? 旧海軍の象徴どこまで強かったか

第2次大戦前、旧日本海軍の象徴としてよく知られた存在であった長門型戦艦の「長門」「陸奥」。国産技術の粋を集めた「自慢の戦艦」は、米英の新型戦艦と比較した場合、どれだけの性能を誇っていたのでしょうか。竣工時で見てみます。

就役時の「長門」は世界最強なのか

 戦艦「長門」が就役した1920(大正9)年11月時点では、本型に対抗できる艦は、同年5月に就役したイギリス巡洋戦艦「フッド」だけだったと言えるでしょう。

「フッド」は38.1cm砲8門、最大速力は31ノット(約57.4km/h)、そして「長門」と同じ305mm厚ながら、12度傾斜した傾斜装甲の採用と、就役時は世界最強の水平防御を持ち、長門型よりも巨大な船体を持つ巡洋戦艦でした(長門型は「戦艦」として世界最大)。

 比べてみた場合、主砲の威力では長門型が勝りますが、防御力では互角かやや下回り、速力では対抗できない性能です。

 とはいえ、1920(大正9)年に両者が1対1で戦闘した場合は、「長門」が距離20km程度から「フッド」の垂直装甲を貫通できるのに対して、「フッド」は16km程度まで近づく必要があります。船体が大きい「フッド」は命中弾を受けやすく、かつ主砲の射程で4kmほど「長門」の方が長射程であることを考えると、長門型がやや有利だと言えるでしょう。

 ゆえに、就役時に限定するなら「長門」は「世界最強」と言えるのではないでしょうか。

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1924年当時のイギリス巡洋戦艦「フッド」(画像:アメリカ海軍)。

 そして「長門」が竣工した翌年、2番艦「陸奥」が竣工した1921(大正10)年に、アメリカでコロラド級戦艦「メリーランド」が就役しています。「メリーランド」は40.6cm砲8門を搭載しており、主砲の威力では長門型に匹敵しましたが、速力は21ノット(約38.9km/h)と鈍足でした。防御力も垂直防御は343mm厚と分厚いものの、水平防御88mmは、41cm砲に対しては不十分でした。

 1921(大正10)年に両者が1対1で戦闘した場合、「メリーランド」は軽量弾を使う関係で主砲貫通力が劣る(14.6kmで376mm、18.3kmで292mm)ため、長門型は18km付近から「メリーランド」の舷側装甲を貫通可能であり、お互いの舷側装甲を貫通できる距離はほぼ同じとなります。

 水平防御についても、長門は最大射程から15km程度まで「メリーランド」の装甲を貫通できるため、攻撃力も防御力も互角であり、速力に勝る長門型の方が性能的には一段上と考えられます。

 結果、長門型の「世界最強」は、イギリスのネルソン級戦艦が就役する1927(昭和2)年まで続いたと言えるのではないでしょうか。

【写真】戦艦「霧島」「日向」「伊勢」と並ぶ「長門」ほか

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コメント

4件のコメント

  1. 辞めてくれないか?! 情報戦で負けてまだ掘るのか?そんな暇合ったら子供にコンピューターの言語でも教えた方が日本のためのなるはず。人口減と高齢化を本当に考えた方がいいよ。

    • あなたはコンピュータ言語より日本語勉強した方が良さそうですね

  2. お粗末。日本の製鋼技術との比較や信管性能を勉強したほうが良い。長門の改造はなぜ行われたのかよく考えたら。

  3. いや、長門は改装されたあと水平防御など強化されてるし多重防御の見本みたいな構造ですよ?

    ネルソン?長門型は条約明けの戦艦とも殴り合える性能を持っています。

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