「国葬」誰がどんな飛行機で来た? 3年前の即位礼とは明らかな違いも
カラーリングが特徴的なインドネシアのボーイング737
インドネシアのマルフ・アミン副大統領夫妻は、インドネシア空軍のボーイング737-800(登録記号A-001)に乗って来日しました。多数の島を抱えるインドネシアは、政府要人の国内移動の際も飛行機が用いられており、空軍内にはボーイング737やフォッカーF27などを運用するVIP専用の飛行隊が編制されています。
国葬に伴って飛来した737-800は2014(平成26)年に導入された比較的新しい機体で、国内・国外問わず要人の輸送に使用されています。なお、7月にジョコ・ウィドド大統領が来日した際は、ガルーダ・インドネシア航空のボーイング777-300ER(機体記号:PK-GIG)がチャーターされ使われていました。
このほか、オランダからは政府専用機のボーイング737-700(PH-GOV)が、イギリスからはタイタン・エアウェイズのエアバスA320neo(G-GBNI)が飛来。カザフスタンからはCRJ-200SF(UP-C8502)が、ポーランドからは同国空軍のガルフストリームG550が羽田に降り立っています。
国葬に伴う弔問団の派遣で運航されたVIP専用機は、記事で紹介した以外にもさまざまな機体が羽田空港に集いました。2023年には広島でG7サミットが開催されるため、またこうした特別機の姿を見ることができるでしょう。
【了】
Writer: 深水千翔(海事ライター)
1988年生まれ。大学卒業後、防衛専門紙を経て日本海事新聞社の記者として造船所や舶用メーカー、防衛関連の取材を担当。現在はフリーランスの記者として活動中。
コメント