主翼下に並ぶ16基の“お椀”は何!? NASAの異形すぎる「未来の旅客機」 お尻にはナゾ機構
「SUSAN」のナゾ機構、なぜ?どう飛ぶの?
16基並ぶお椀のような機構は電気エンジン。現代の旅客機のエンジンと同じように推進のため用いられます。小型の電気エンジンを16基とする「分散推進」を採用することで、離着陸能力の向上、騒音抑制といった効果も期待されるとのことです。
「ペットボトルのキャップ」のような機構は1基のターボファン・エンジン。これを駆動させることで推進力を得るとともに、4基の発電機を起動させ、主翼下の電気エンジンに電力を供給する役割を担います。
「SUSAN」ではこの設計を採用することで、現代のジェット旅客機と同じ速度やサイズ、航続距離などを維持し、既存の空港インフラを生かしながら、1席あたりの燃料消費量を約50%削減する効果が期待されています。この機はあくまで研究のさなかなので、初飛行は未定となっていますが、2040年から2045年に製造される旅客機のスタイルを念頭に置き、研究を進めているとのことです。
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