終着駅は”炭山駅” 北海道ローカル線「万字線」が開業した日 -1914.11.11

108年前の1914年11月11日、北海道にあった鉄道路線、万字線が開業しました。

炭鉱路線として古参のローカル線

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万字線が分岐していた室蘭本線の志文駅(画像:写真AC)。

 今から108年前の1914(大正3)年11月11日、北海道中部を走っていた国鉄ローカル線、万字線が開業しました。

 万字線は岩見沢駅を出発し、次駅の志文駅で室蘭本線から分岐し、約24km先の万字炭山駅までをむすんでいました。

 典型的な炭鉱路線で、もともとは軽便鉄道法に基づいて簡易な基準で建設されていました。途中には上志文、朝日、美流渡(みると)、万字の4駅が設置され、それぞれ駅周辺には鉱山従事者の住宅街が広がり、賑わいが形成されていました。その中でも美流渡駅付近が中心街となり、今でも店舗や家並みに、繁栄の名残を見ることができます。

 1967年10月時点のダイヤを見ると、岩見沢~万字炭山間の列車が1日6往復走っていたようです。通しの所要時間は約1時間でした。

 他の路線の例に漏れず、石油産業が隆盛し石炭生産も斜陽を迎える中、1981(昭和56)年に廃止が決定され、4年後に正式廃止となります。その後しばらく北海道中央バスがバス路線を運行していましたが、近年は市営のコミュニティバスへ移行し、岩見沢を起点に1日最大6往復運行しています。岩見沢駅~万字バス待合所間は46分、運賃500円で今も人々を運びづけています。

 朝日駅、万字駅の駅舎は今も残され、朝日駅跡には「万字線鉄道公園」が開業し、当時の風景写真や使われていた機関車などが展示されています。

【了】 

【今も残る「万字線」の記憶と過去の風景】

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