「バナナ入りカレー」だけじゃない? ANAの”健康志向機内食”を全制覇 満足感高し! カツ丼も?

事前に頼めば誰でも食べられます!どれも罪悪感がない!

「ヴィーガン」のほかに2種類…ビジネスではカツ丼も

 ANA(全日空)国際線では2022年11月から、ヴィーガン(肉・魚・卵・乳製品など動物由来の食品を使用しない)、ベジタリアン(肉・魚を使用しない)、グルテンフリーの3種類の特別機内食を刷新しています。この新メニューはどのようなものなのでしょうか。

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ANAで刷新された「特別機内食」(乗りものニュース編集部撮影)。

 11月に報道陣へ向け試食会が行われたのは、ヴィーガン向けのメインディッシュ「グリーンカレー」とベジタリアン向けメインディッシュ「豆腐のラザーニァ仕立て」。とくにカレーは、ココナッツミルクをベースに玉ねぎを使用しないで作り上げ、隠し味にバナナを用いることで甘みを出しており、寝かせることで味をなじませたものとなっています。実際に食べて見るとバナナを感じることはなく、まろやかな風味が特徴です。

 このほか、実際のANA国際線で残る特別機内食メニューを食べてみました。

「ベジタリアン」は野菜をふんだんに使った内容ながら、たとえば前菜の「トルティーヤ」では、スパイシーな人参のサルサソースをつけることで、満足感をアップさせるような内容に。またメインである「豆腐のラザーニァ仕立て」の付け合せのパスタは、野菜と米粉で作られていますが、カラフルな見た目以外はそれを感じづらくなっています。

「グルテンフリー」メニューは「チキンのクリーム煮キャロットバターライス添え」を中心とした構成。前菜には「ボイル海老とカリフラワー豆腐のムース」「蛸と野菜のセビーチェ」が用意され、魚介類のプリッとした食感が楽しめるものとなっています。メインの「チキンのクリーム煮キャロットバターライス添え」はちょうどいい柔らかさまで煮込まれたチキンと、香ばしいバターライスとの組み合わせを楽しめるものとなっており、ふたつを組み合わせると、ドリアのような味わいが特徴です。

 これらの特別機内食は、ANA運航便の日本発国際線全路線、全搭乗クラスを対象で提供。搭乗クラスに関わらず、盛り付けこそ異なれど、メニュー構成は基本的に同じです。

 なお、このほかビジネスクラスの軽食では、お肉の代わりに大豆ミートを使うことで脂質を抑え、食物繊維の含有量を大きく向上させた「罪悪感のない」カツ丼なども提供されています。

 体験するには、搭乗便出発予定時刻の24時間前までにANAホームページ、もしくは電話窓口での予約が必須となっています。

【了】

【写真】ウマくて体に良い! ANA本気の新「特別機内食」をイッキ見!

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