走る「九五式軽戦車」英国から日本への輸送費 クラウドファンディングで調達へ!

富士山の裾野を走ることができるか?

クラファンの協力金額によっては操縦できるかも

 NPO法人防衛技術博物館を創る会(静岡県御殿場市)は2022年11月10日より、旧日本陸軍の九五式軽戦車をイギリスから日本へ里帰りさせるため、クラウドファンディングをスタートさせました。

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九五式軽戦車、いよいよ英国から日本へ! 里帰りの実現にむけてクラウドファンディングを開始(画像:NPO法人防衛技術博物館を創る会)。

 同NPOは、静岡県御殿場市に機械産業の継承発展と国民の防衛意識の向上に寄与することを目的とした防衛技術博物館の設立を目指して2011年から活動を行っている団体で、2014(平成26)年には初めてクラウドファンディングを行い、1324万円あまりを調達して旧日本軍の小型四輪駆動車「くろがね四起」の修復を実現しています。

 その後、2019年にはそれまで外国人が所有していた九五式軽戦車を買い戻そうと2度目のクラウドファンディングを行い、約6000万円を調達して、同車(4335号車)の所有権を得ました。

 今回は、この九五式軽戦車4335号車を日本へ運び、保管するための諸費用を募ろうというもの。目標金額は1500万円、募集期間は2022年12月26日(月)23時までとなっています。

 募集形式は期限内に目標金額が集まらなければ全額返金となる、「All-or-Nothing」と呼ばれるもので、資金使途については、イギリスから日本への輸送費用、その調査・調整費用のほか、博物館開館までの間、御殿場市内においてセイキュリティーの確保された空調付き施設で保管するための費用などに用いると明記されています。

 なお、クラウドファンディング参加者には、九五式軽戦車が実走するお披露目会への招待や、マフラータオル、特別編集・記念小冊子、記録映像DVDなどの配布、九五式軽戦車との記念撮影、九五式軽戦車への体験搭乗、同戦車の体験操縦などを予定しているそうです。

【了】

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