海外採用のJALのCA、コロナ禍で何をしていたのか? インバウンド復活への“金言”も続々と
盲点多い! JALの海外基地CAが語る「訪日旅行者が困りそうなポイント」
「たとえば案内所で中国語でスタッフに話しかけると日本語で返答されたりもありますし、たとえば『left』を『レフト』、『straight』を『ストレート』など日本語読みの英語で返答されると、訪日旅行者の方だと聞き取れないことがありそうです。受け入れ調査では、そういった『日本語からわからない人の目線』でレポートを提出しています」(担当者)
このほかにも、「ふるさとアンバサダーグローバル」の担当者はこのほかにも、次のようなことも「訪日旅行者が困ってしまうのでは」と考えられると話します。
「たとえばメニュー表の価格が漢数字で書いてあることがあり、これだといくらなのかわからない……という人も出てくるでしょう。また、観光地だと、会計の仕方がお店によって違うので、そこも困ってしまうかもしれません」(バンコク基地に所属するマックスさん)
「お蕎麦やつけ麺を提供するお店では、食べ方のガイドがあったほうが助かるかもしれないですね。私のおばも日本に来たとき、汁につけて食べるということを知らずに、汁と麺を別々に食べてしまったようでした」(台北基地に所属するジェイドさん)
その一方でJALでは来たる国際線の復便に向け、海外基地のCAの再整備も進めています。
同社によると、コロナ禍の減便により、多くの海外基地CAが乗務資格を失効してしまったとのこと。同社では、復便にむけて新たにオンライン形式での訓練を導入するなどの工夫をし、安全知識を維持。現在は所定の復帰を訓練を受講し、続々と乗務復帰を果たしている状況といいます。
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Writer: 松 稔生(航空ライター)
国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。
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