JASから始まったJALの「羽田~奄美大島線」が就航30周年 「違う顔を持つ島々が集まった群島」
JAS、懐かしい!!
DC-9-81運航でスタート
JAL(日本航空)の羽田~奄美大島線が2022年12月24日、就航30周年を迎えました。これを記念し、羽田空港では記念式典が開催されています。
この路線は1992年12月24日、後にJALと合併することになるJAS(日本エアシステム)で運航をスタート。ここでは163席を配するDC-9-81が用いられました。現在の羽田~奄美大島線は1日1往復で、ボーイング737が使用されています。JALによると、開設から2022年11月までのあいだに、約231万人が同路線に搭乗したとのことです。
JAL執行役員越智健一郎旅客営業本部長はこの奄美地域について「奄美群島はそれぞれ島の成り立ちや文化が、これだけ違う顔をもった島々が集まった群島は、世界広しといえど、ここだけだはないかと思います」とし、「喜界島にも大島とまったく違う風景がありますし、沖永良部島では、ヨーロッパで盛んな洞窟探検ツアー『ケーピング』をしに行きたいというニーズもあります」と話します。
なお、同氏によると、羽田~奄美大島線の年末年始は8割程度の搭乗率が見込まれるとのことで、ピーク時には満席の予約状況になっている日もあるのだとか。また直近は、全国旅行支援の実施により、需要も増えてきているとのことです。
記念セレモニー実施便には幼児含め121人が搭乗。乗客には記念品が配られたほか、越智氏に加え、JALのCA(客室乗務員)から構成される地方創生チーム「ふるさと応援隊」の鹿児島県担当で、母が奄美大島出身者というCAによるあいさつなどが実施されています。
【了】
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