まるで要塞「2層構造の高架駅」増加中 路線別vs方向別 なかには「個性派」も!?

鉄道路線が分岐する駅が高架化すると、要塞のような「2層構造」になる例が見られます。同じ2層でも、その配線構造によってタイプが分かれます。

まさに建造中の「要塞」2層高架駅

●淡路駅(阪急京都線・千里線)

 現在進行形で高架化工事が進んでいます。現在は2面4線で、東行きは京都河原町方面と北千里方面、西行きは大阪梅田方面と堺筋線方面に、それぞれ同一ホーム上で乗り換え可能です。各方面の電車が駅の両側で平面交差していくため、ダイヤ上で大きな制約となっているほか、「開かずの踏切」も存在します。

 高架化後は、2階がコンコース、3階が東行き(京都方向)、4階が西行き(大阪方向)となります。引き続き同一ホーム上で乗り換え可能ですが、ホーム幅は見違えるように広くなるほか、駅の手前で信号待ちで電車が停まる風景も見納めとなります。高架切替は2028年度の予定となっています。

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高架化工事が進む阪急淡路駅(乗りものニュース編集部撮影)。

【路線別】

●布施駅(近鉄大阪線・奈良線)

 2階がコンコース、3階に近鉄大阪線の上下線、4階に近鉄奈良線の上下線があります。

 近鉄はラインカラーとライン記号を設定しており、布施駅の案内板や駅看板でも「青色・D=大阪線」「赤色・A=奈良線」と、行先が識別しやすくなっています。

 現在の形になったのは1970年代。平面時代も大阪市内まで奈良線と大阪線で線路2本ずつ分離されていましたが、高架化にともない、複々線区間は方向別の配線に変更されています。

●知立駅(名鉄名古屋本線・三河線)

 現在進行形で高架化工事が進んでいます。現在は3面5線の平面駅で、三河線は碧南方面と豊田市方面で同じ方向に発着する特殊な構造になっています。

 高架化後は2階が名古屋本線、3階が三河線となり、それぞれ2面4線という、類を見ない豪華な構造です。名古屋本線にとっては2面2線から2面4線となり、優等列車の待避が可能となります。高架駅の完成は2028年度目標となっています。

【千差万別「2層高架駅」の構内図とホーム風景】

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