まるで要塞「2層構造の高架駅」増加中 路線別vs方向別 なかには「個性派」も!?
何階に行けばいい!?不思議な構造も
【方向別&路線別】
●太田川駅(名鉄常滑線・河和線)
変わり種なのが、同じ名鉄ですでに完成済みの太田川駅です。2面4線と2面2線の2層構造になっていて、さらにその間に踊り場的な「中3階」があるのです。
2階は1・2番線が南行き(中部国際空港方面・河和方面)、3・4番線が北行き(名古屋方面)で、「中3階」を挟んだ3階は5・6番線のみで河和線の名古屋方面行きとなっています。
これによって、常滑線は上下線どちらも2階、河和線は2階と3階で上下線のりばが分かれている、不思議な構造になっています。背景としては、空港アクセスの基幹路線である常滑線にまず2面4線の2階を与え、分岐する河和線は常滑線との平面交差を回避するために2層構造にした、という関係性が見え隠れします。またこの配線により、太田川駅折り返しの名古屋方面行き列車は、"逆走距離"を最小限にして折り返し運転を行うことができるようになっています。
【了】
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