伊勢大橋の"戦前生まれアーチ鉄橋"見納め近し? 4車線架け替えで”ごく普通”の姿に 国道1号

長~~いアーチ鉄橋を渡る瞬間は、国道1号のハイライトのひとつでした。

慢性的な渋滞に抜本的対策

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国道1号の伊勢大橋(画像:国土交通省)。

 三重県桑名市の国道1号で、揖斐川と長良川を渡る「伊勢大橋」を4車線の新たな橋に架け替える「桑名東部拡幅」事業が進行中です。

 伊勢大橋は戦前の1934(昭和9)年に完成した、延長1106mのアーチ鉄橋です。2車線の最小限の幅員しかなく、三重・愛知県境の数少ない架橋ルートであることから、渋滞が慢性化していました。4車線化により、交通流をスムーズにします。さらに、現在の河川整備計画の計画高水位に合った高さへかさ上げし、洪水の安全性を高めます。

 新たに架けられる橋は一般的な鋼桁橋で、桁上に特段の構造物は設けられません。運転席から視界を埋め尽くすように遥か先へ並ぶ、年季の入ったアーチ鋼材の風景は、見納めとなります。

 もうひとつ見納めとなる「珍風景」が、揖斐川と長良川の間にある「中堤交差点」です。2本の川に挟まれた狭隘な堤を走る道路は、なんとアーチのど真ん中を突き抜けるようにして、国道1号と交差点で接続しているのです。架け替え後は、特に特徴のない普通の交差点となります。

 2022年11月時点で、すでに橋脚が現橋の南側にずらりと並んでいます。現時点で完成めどは未発表となっていますが、ここからいよいよ橋桁の架設作業へと移っていくことになります。

【了】

【「伊勢大橋」架け替えイメージと工事状況】

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