「行き止まり The End」 道路標識の英語表現ちょっとヘン? 一体どんな場所なのか
「The End」が修正されてる!
福岡市にも、直進方向が「行き止まり The End」となっていた標識が存在します。ここは道路ファンには比較的有名だったのか、インターネット上では、この「行き止まり The End」の文字をプリントしたTシャツも見つかりました。
しかし現在、この標識は「The End」の上からテープが貼られ「Dead End」なる表現に変わっています。
標識があるのは、海に面した埋立地のふ頭地区です。この標識の上空に並行する都市高速は、直進した方向で海を越えますが、下道は海に突き当たります。確かに「The End」と言えなくもありませんが、「行き止まり」に相当するのは「Dead End」こそ正しいとする意見もネット上で見られます。
国土交通省道路局企画課によると、道路標識に使われる英語表記には一定の基準があるものの、「行き止まり」については規定がなく、管理者ごとに判断しているそう。そもそも「行き止まり」が案内標識に書かれること自体が珍しいのかもしれません。「日本語がわからない方のための英語表記です。『この先に行くと道がないんだ』とわかるようにするためでしょう」と話します。
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文法的には「DEAD END」が正しいが、公の看板に「DEAD」(主に死を意味する)を表記するのに躊躇したものと推測される。