「関西シウマイ弁当」vs崎陽軒「シウマイ弁当」どう違う? 比べて分かった東西の“主張”
東西の「シウマイ弁当」、違いはシウマイだけじゃない!
●ご飯……どちらも“もっちり”旨い!
ご飯は「シウマイ弁当」「関西シウマイ弁当」どちらも同様に絶品。お米の旨味を噛むごとに感じることができます。「まねき」の担当者によると、この食感を再現するため、試作品を持って7、8回は姫路~横浜間を往復したそうです。
また、ご飯の上に乗るゴマが黒か白か、梅干しが青か赤か、という違いも。そこは“お好みで”といったところでしょうか。
●シウマイ……関東は香り、関西は旨味で勝負?
シウマイ1個当たりのサイズ/重量は、「シウマイ弁当」が2.5×2.7mm/15.0g、「関西シウマイ弁当」が2.7mm×2.8mm/15.3gです。「シウマイ弁当」のシウマイはひと口噛むと、干し貝柱の香りが“先制パンチ”となって入ってきます。一方で「関西シウマイ弁当」は出汁を練り込み、ひと口噛んだ後に出汁の旨味を味わえます。
●おかず……ポイントは“バラン”で何を仕切っているか
共通するおかずのうち、筍・蒲鉾は「シウマイ弁当」が大きめ、唐揚げは「関西シウマイ弁当」の方が倍ほど大きめです(シウマイ弁当13.1g、関西シウマイ弁当26.2g)。
魚は、「シウマイ弁当」がまぐろ漬け焼き、「関西シウマイ弁当」が鯖の幽庵焼き。しかし「シウマイ弁当」はまぐろと蒲鉾をバランで仕切っているのに対して、「関西シウマイ弁当」は鯖と蒲鉾が近接、香りと旨味をあえて移しているのかもしれません。
また筍は、「シウマイ弁当」が角切りで甘辛い醤油煮ですが、「関西シウマイ弁当」は拍子切り、かつ姫路駅ホームの名物「えきそば」の出汁で煮込んでいます。ただ少しだけ汁気があるせいか、関西はバランの位置も筍と鯖の間にあります。
シウマイにつける辛味調味料は「シウマイ弁当」が中華街の焼売と同様に和芥子、「関西シウマイ弁当」は某有名店の豚まんの付け合わせとしても有名な「タカラマスタード」、双方の“地のもの”使用です。
>龍が描かれたデザインは一見するとほぼ同じ
>龍が描かれたデザイン
>龍
ど う 見 て も ト ラ だ が ?
> 龍が描かれたデザインは一見するとほぼ同じですが、
本家は龍ですが、関西は虎ですね