「他艦から燃料もらって帰ってこい」「陸軍機の着艦要求? 断固拒否」艦載機はツラいよ3選

太平洋戦争中、航空母艦が戦闘の主役となることが、多く見られました。ただそれに載せられた艦載機やそのパイロットらは、いろいろ苦労しています。

「誰か気付いて!」マスト折られて通信できなくなった悲劇

 空母の性能とは搭載機数や速力だけではありません。南太平洋海戦時にアメリカ空母を攻撃した後の九七式艦攻が、味方艦隊の位置を見失って「空母の位置を知らせてほしい」と電報を打ったことがあります。

 このとき日本空母艦隊の旗艦を務めていた「翔鶴」はアメリカ側の攻撃によってマストを失っており、艦隊司令部は通信能力で劣る駆逐艦に移乗していました。ゆえに、通信が届かなかったのです。

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旧日本海軍の空母「赤城」(画像:アメリカ海軍)。

 なお、ミッドウェー海戦の際にも同じことが起きていました。この海戦では日本の空母機動部隊(南雲機動部隊)が主力空母4隻を一挙に失うという大打撃を受けていますが、戦闘が起こる前に、マストの高い戦艦「大和」は敵であるアメリカ空母の呼び出し符合を傍受し、近くにアメリカ艦隊がいることを察知していたのに、南雲機動部隊の旗艦である空母「赤城」には届かなかったということがありました。このように、通信能力の高低は戦局を左右するほど重要なものだと言えるでしょう。

 なお、日本空母の艦載機は対潜哨戒任務も度々行っています。これは複数名が乗り込む艦上爆撃機(艦爆)や艦上攻撃機(艦攻)といった航空機を発進させ、目視で潜望鏡を見つけるというものです。ただ、これらは磁気探知機やレーダーを搭載しているわけではないので、探すといっても大変な任務だったようです。実際、味方機が敵潜水艦を発見できず、結果として空母が雷撃されているのは、やむを得ないように思います。

【飛行甲板で手旗信号する兵士も】大戦を生き抜いた日本空母「隼鷹」の姿ほか

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コメント

2件のコメント

  1. いったいどこが平和なのか?

  2. 日本海軍で『艦載機』とは、主にフロートが付いててカタパルトで射出する水上機のことを指す。

    記事で取り上げているような、航空母艦の飛行甲板を滑走して離艦する機体は、『艦上機』と呼びました。

    写真のキャプションでも九七式"艦上"攻撃機って書いてあるし。

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