もうすぐ高速料金所「ETCが挿入されていません」…時すでに遅し? 追突の危険 どう対処すべきか
挿してるのに「挿入されていません」なぜ?
先述の「時すでに遅し」だけでなく、ETCレーンでトラブルが起きて急停車し、追突事故などを引き起こすケースが多数発生しています。こういった「立ち往生」はなぜ発生してしまうのでしょうか。
道路管理者によると、他のよくあるトラブルが「カードの有効期限が切れていた」「奥まできちんと挿入されていなかった」「カードが破損していた」「レーン通過時にスピードを出しすぎた」など。名古屋高速では、トラブルでETCレーンを通行できなかったケースが、2017年に1か月で1万1000件も発生したといいます。
カードの有効期限切れは特に多いのか、高速道路各社で別個に注意書きがされているほど。口座引き落とし日との混同もあるようですが、ETCカードの場合は、たとえば有効期限が「3月まで」と書かれていれば、4月1日になった時点でETCレーンを通れなくなるといいます。これは高速利用中に期限が切れてしまった場合も同様です。
また、未挿入トラブルで仕方なく一般レーンで入り、通行券を受け取った場合も注意が必要です。高速を降りるなどの支払いの段階で、通行券で入ったことを忘れて、いつものようにETCレーンに入ってしまう「うっかりミス」も多発しているといいます。
万一ETCレーンに入ってしまってバーが開かなかった場合は、まずは「そのまま開閉バーを避けて」とりあえずレーンを通過し、出口料金所のほうで「一般」レーンに入り、係員の指示にしたがうこととしています。
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