すべり台とは全然違う!旅客機「緊急脱出スライド」意外と難しい“正しい滑り方” SJO訓練施設で体験

飛行機の不時着時やトラブルが発生したとき、乗客の脱出に用いられる「緊急脱出スライド」。JALグループのLCC、スプリング・ジャパン協力のもと、実際の訓練スライドを体験しました。この滑り方、一般的なすべり台とは異なるポイントが多く存在します。

「正しい姿勢でスムーズに脱出」のためのコツとは

 意外とこの「上体を起こした」まま滑り続けるには、しっかりと腹筋に力を入れる必要がありました。というのも、スライドは空気で膨らませた浮き輪のような素材でできているので、途中で思ったより弾んだり、スピードが出たりします。脱力した状態だと、こういったケースだと姿勢が崩れてしまうのです。

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航空科学博物館のスプリング・ジャパンの訓練施設(乗りものニュース編集部撮影)。

 滑り始めと滑り終わりもコツがあります。滑り出しは、立った状態から片足を踏み出すように軽くジャンプし、お尻からスライドに着地します。そこで地上で待つ援助者に体を起こしてもらい、その勢いでそのまま駆け抜けるようにスライドから離れます。

 このほかのポイントとして、同社の訓練教官は「スライドを傷つけてしまうことから手荷物を持たないこと」などを、注意点として話してくれました。

 多くの旅客が恐らく「一生使うことがない設備」である旅客機の脱出スライド。この滑り方は、通常の「公園のすべり台」とは、だいぶ違うポイントが多く存在します。実際、これを使う際に旅客が怪我をしてしまうケースもあるそうです。たしかにトラブルでパニックの際に、初見でうまく滑れるか?といわれると「ちょっと難しいかも……」と思う人も多そうです。

 一方CAはこれに対する訓練を十分に積んでおり、これはスプリング・ジャパンも同様です。来てほしくないときが来てしまった場合、乗客は「しっかりとCAの指示を聞き、それを忠実に行動へ移す」というのを念頭に置く必要があるでしょう。

【了】

【あームリムリ?】確かに急な「緊急脱出スライド」をさまざまな角度から

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国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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