飛行機の「右側のドア」はいつ使う? 乗降口が左側のドアばかりな理由

飛行機の乗り降りはほとんどの場合、機首へ向かって左側にあるドアで行われます。右側にもドアはありますが、こちらはどのような時に使われるのでしょうか。

船由来だが、ではなぜ船も左側なのか

 旅客機の乗り降りはほぼ毎回、機首へ向かって左側の出入口で行われます。機体の右側にも出入口はありますが、なぜ左側ばかりが使われるのでしょうか。

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タラップがつけられたジェットスター・ジャパン機。機首へ向かい左側(乗りものニュース編集部撮影)。

 旅客機に乗り降りする際、空港ターミナルからの連絡路となるボーディングブリッジはたいてい、機体の左側に連結されます。タラップが連結され、地上から乗り降りする場合もありますが、それでも出入口となるのは機体の左側です。

 これは一説によると「船」の名残とされています。飛行機には船にならった用語や慣習がたくさんあり、左側を使った乗り降りもそのひとつです。船はかつて、左舷から港へ接岸していました。

 この理由は、かつての船は舵が右側後方にあることが多かったため。もし右舷から接岸すれば、舵がぶつかってしまいます。ゆえに左舷は「port(港)side」、右舷は「steering(操舵)side」が変化し「starboard side」と呼ばれるようになりました。

 では旅客機の右側の出入口は何のためにあるのでしょうか。こちらは清掃スタッフが乗り降りするほか、食事などを機内に運搬する時など、主に旅客以外の出入りで使われます。そのため、機体右側のドアを「サービス・ドア」と呼ぶのに対し、旅客が出入りする左側のドアを「パッセンジャー・ドア」と呼びます。ただし、緊急時には旅客の脱出用として右側も使われます。

 ちなみに、ボーディングブリッジやタラップではなく旅客機の格納式ステップを使う場合も、開くのは機体の左側です。ただ、格納式ステップは2021年現在、席数の少ないターボプロップ機の一部で導入されているにとどまります。

【了】

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