伝説の「ランデブー走行」も存続 名鉄「複雑怪奇ダイヤ」の理由は? 途中で「急行→普通→急行」の変化も日常
ダイヤ改正後も存続 伝説の「ランデブー列車」とは
新鵜沼駅では6時47分にまず急行・吉良吉田行きが発車。その3分後の6時50分に普通・豊橋行きが発車していきます。
先行の急行が後続の普通との差を広げていき、名鉄名古屋の時点では8分差になっていますが、ここでなんと、互いに種別が逆転。急行だった先行の「普通」吉良吉田行きは、普通から「急行」に変わった後続の豊橋行きに次第に近づかれ、鳴海でついに抜かれてしまいます。
抜かれた吉良吉田行きは、鳴海でなんとふたたび「急行」に変化し、ついでに後ろ4両を「普通・豊明行き」として切り離します。
抜いた豊橋行きはそのまま逃げ切るかと思いきや、新安城で7分停車し、さっき追い抜いた吉良吉田行きを律儀に待機。異例の「急行に急行が追い付く」というシーンが見られます。
2列車はその後、一方は名古屋本線で豊橋へ、もう一方は西尾線で吉良吉田へ、「それぞれの道」を歩んでいきます。まるで人間関係のように近づき、すれ違い、出会い、離れていくというドラマが展開されています。
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