本当にあった!? 超豪華「喫煙者専用航空会社」の伝説 デビュー予定は成田線…なぜ?

航空業界ではもはや常識となっている「機内禁煙」がスタンダードになり始めたころ、「全席タバコOK・嫌煙者NG」を掲げる航空会社の設立準備が進められていました。どのような航空会社だったのでしょうか。

「全席喫煙OK航空」どんなものだったのか?

「全席喫煙OK」をかかげる「スミントエアー」は当初、「ハイテクジャンボ」ことボーイング747-400型機を2機導入し、運航を開始する予定でした。そしてその機内も、それ以外も振り切った客室仕様が計画されていました。

 747-400はJAL・ANAをはじめ多くの航空会社で導入されていましたが、国際線仕様機であれば300席から400席の仕様が一般的です。ただし、ニューヨークタイムズや現地メディアにより、「スミントエアー」の座席数は138席が予定されていたと報じられています。

「スミントエアー」には、いわゆるエコノミークラスはなく、ファーストクラスが30席とビジネスクラスが108席の2クラスで構成されており、2階席にはシートベルト付きの椅子を備えたカウンターのほか、免税価格でタバコ類も買えるラウンジも機内に設置する計画とされていました。運賃は、60万円から120万円ほどというのが予定されていたそうです。CAの制服についても、2年おきに変えていく方針を宣言するなど、サービス面でも各種こだわりが見られるものでした。

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サウスアフリカン航空の747-400。スミントエアーは同社からリース導入する予定だった(画像:Aero Icarus[CC BY-SA〈https://bit.ly/2Otux9e〉])。

 その一方で、ブランドコンセプトである「タバコOK」は、同社のパイロットやCA(客室乗務員)といった乗員陣にも徹底されていました。乗員募集の条件欄には「嫌煙家お断り」と記載されていたという逸話も残っているのです。

「スミントエアー」は、デュッセルドルフ国際空港の着陸枠の承認も受け、当時発着枠がいっぱいとなっていた成田空港ではなく、中部空港の飛行許可を実際に獲得。しかし最終的には実現に至らずにその歴史を終えています。これは運航を開始するための資金が調達できなかったためで、その後ショップマン氏は2007年、飛行許可の権利を取り消しています。

【了】

【写真】実はなぜかあります! 「全面禁煙後」もあった機内の灰皿たち

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