東久留米 東松山 東大和…西武と東武の「東ナントカ」駅と地名の謎 不本意? 市民が望んだ?

西武線や東武東上線には、「東」とつく自治体名と同名の駅が多く存在します。その多くは、単純に地域の東を表すものではなく、離れた地名と区別するためです。「東ナントカ」のルーツをそれぞれ紐解くと、駅名との関係が見えてきます。

「東ナントカ」だらけの西武線&東武東上線 ルーツをたどる

 西武線に乗っていると、「東●●」とつく駅がやけに多いことがわかります。その多くは“地域の東側”の意味ではなく、自治体名にも「東」がつき、その自治体を代表する中核駅です。東武東上線の東松山駅/東松山市なども同じですが、いかにも、本家「●●」の後に成立した印象をぬぐえません。なぜこのようになったのか、それぞれのルーツを紐解いてみます。

Large 20230422 01
西武沿線で隣接する東久留米市、東村山市、東大和市(国土地理院と写真ACの画像を加工)。

東村山駅(西武新宿線ほか)/東京都東村山市

 東村山は今回紹介する地名・駅のなかで、最も“すんなり”成立した事例かもしれません。1889(明治22)年に東村山村が成立し、東村山町、東村山市と発展してきました。1895(明治28)年に現在地へ開業した東村山駅も、それから128年ずっと名前が変わっていません。

 地名の由来はズバリ「村山地域の東」だからです。もともと村山地域の中心地は現在の武蔵村山市あたりでしたが、東村山は多摩のなかでも早い段階で鉄道が開通したことにより、東京のベッドタウンとして発展しました。

 一方、鉄道が通らなかった武蔵村山市域は、「東」がつかない村山村、村山町を経て、東村山市に遅れること6年後、武蔵村山市として市制施行。「武蔵」がついたのは山形県村山市と区別するためとされています。

東伏見駅(西武新宿線)/東京都西東京市

 東伏見は自治体名ではありませんが、駅周辺の地名にもなっています。旧保谷市に属するこの付近は、北側の下保谷に対する「上保谷」という地域で、駅も最初は上保谷駅を名乗っていました。

 駅開業から2年後の1929(昭和4)年、沿線に名所を設けようとした西武鉄道(旧)が、この地に京都の伏見稲荷大社の分霊を勧請して「東伏見稲荷神社」を創建。駅名も東伏見駅に改称されました。地名としての東伏見は、この神社にちなんで1966(昭和41)年に成立しています。

【え…】もしかしたら「東大和市」は東武の駅だったかも!?(写真)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 東長崎と東川町(旭川近辺)が漏れとるぞ。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス