どんなチャリも「電動アシスト化」? ホンダが開発 世界初の“後付け装置”は安いのか高いのか

「お手頃です」e-バイクにしてはね…

 電動アシスト自転車の価格はもちろんピンキリですが、一般的なシティサイクル(いわゆるママチャリ)であれば、10万円台前半からラインアップされています。コネクテッド機能がつくとはいえ、15万円かけて自転車を“電動アシスト化”するよりは、新品を買おうと思うかもしれません。

 しかしながら、「スポーツタイプの電動アシスト自転車、いわゆる『e-バイク』としては、22万円は市場の2~3割安くなっています」と、ホンダの広報担当は話します。

 そもそもスマチャリは、開発者が高校生のときに、電動アシスト自転車がママチャリタイプばかりで、ダサくて乗りたくないと思った経験から生まれているとか。そこで、ユーザーの好みの自転車を電動アシスト化することに需要を見出したというわけです。

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黎明期のホンダが開発した、後付け用の自転車向け補助エンジン、通称“バタバタ”(ホンダA型)。スマチャリはこの現代版だという(画像:ホンダ)。

「RAIL ACTIVE-e」は7月から受注を開始し、9月下旬の発売を予定しています。ホンダによると初年度3000台の販売を目標としているとのこと。また、当面は、今回のように自転車へ電動アシストユニットを組み込んだセットでの販売を考えているようです。

 ワイズロードの店員に聞いたところ、仮に電動アシストユニットが単体で販売された場合、幅広い自転車への取り付けが可能であるものの、道路交通法によりアシストの効く速度が24km/hまでに制限されていることもあり、販売店での調整が必要になるだろうということでした。どんな自転車にも好きに取り付けられる、というわけではなさそうです。

 ホンダとしては、多くのメーカーと協業したい考えで、電動アシストユニットについても、今回できたものが決まった形ではないといいます。電動アシストユニットの価格についても今後、下げられる可能性はあるとのことでした。

【了】

【確かにいろいろスリム】後付けで「電動アシスト化」した自転車(画像で見る)

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