減る“ガソリン補助金” 店頭価格5週ぶり値上がり また上がるのか?

やっぱり今後上がってく?

 今後はどうなるのでしょうか。

「原油価格はこのところ落ち着いているので横ばいが続いています。現在1バレル70ドル台前半ですが、海外シンクタンクはしばらく70ドルから85ドルほどで推移すると見ています。(夏の行楽シーズンを前に)石油の需要が増大し、受給が逼迫してくる予測です」(石油情報センター)

 とはいえ、原油価格はコロナ前の2019年は44~45ドルだったというので、いまだ高値の水準といえるでしょう。また、店頭のガソリン価格は円安の影響も大きく反映されており、それを政府の補助金が抑え込んで、1リットルあたり168円前後の水準が維持され続けている形です。

 一時は補助金なしの場合では店頭価格1リットルあたり215円を超えていましたが、前出の通り、原油価格が落ち着いてきた2023年以降、補助金の縮減が続いていることを受けて、資源エネルギー庁は本措置の期間を9月までと定めています。5月26日には経済産業省が、このことを改めて発表しました。

「そうはいっても、現状で、補助金なしでは10.4円高(179.1円)になるため、補助されている部分は大きいです。ソフトランディングになるよう補助金を縮減させていくと思われます」(同)

 不確定要素が大きいこともあり、石油情報センターは翌週以降の店頭価格については「小幅な値動き(0.5円以下の変動)」と予測し、上昇とも下降とも断言はしませんでした。「gogo.gs」を運営するゴーゴーラボは、来週にかけ引き続き価格は上昇傾向とし、「早めの給油をお勧めします」としています。

【了】

【ホントは鼻血出るほど高い?】これが「補助金なし」のガソリン価格です(画像で見る)

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コメント

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1件のコメント

  1. ガソリン価格が上がれば旧車乗りは大変だろうね
    ただそういう人達は金持ちだからあまり気にしないかな