給油口にすぽっ ガソリンのノズルに“黒いカバー”増加中 何のため?

ガソリン計量器のノズルに、黒いゴムのカバーがついたスタンドが増えつつあります。ノズルを給油口に挿すと、その全体を覆うもの。何のためなのでしょうか。

カバーつければいいってわけじゃない

 給油時におけるベーパーの環境への影響は、昭和の時代に光化学スモッグが問題視されていたことから指摘されるようになったもの。ただ、その頃は工場や自動車の排ガス、塗料などの対策が優先されていたため、ようやく近年になってから国もガソリンスタンドへの対策に力を入れるようになったといいます。

 その具体策の一つが、ベーパーを回収し、液体のガソリンへ戻す機能が付いた計量器への更新なのだそうです。

「自動車1台当たりの回収量は微々たるものですが、ガソリンが無駄に気化していくのを抑えることができます。1年積み上げると、1事業所でドラム缶30本分くらいになるという試算もあります」(東京都環境局)

Large 20221112 01
ベーパー回収機能付き計量器では、給油口全体がすっぽり覆われる(画像:東京都環境局)。

 ただ、ベーパー回収機能付き計量器は、ただノズルにカバーがついているだけではなく、「ガソリンを吸い取り、冷やして、液体のガソリンに戻す機器が必要になるので、計量器そのものが入れ替えになる」のだそう。都では、その差額分を補助しています。

 この取り組みは、環境一辺倒というわけではなく、ガソリンスタンドへの支援の意味合いもあるそうです。給油量の減少などを背景に、ガソリンスタンドの数は減り続けていますが、東京都環境局は「災害時における重要なインフラとして、絶対になくしてはいけない存在」だと話しました。

【了】

【怖っ!】実は給油中に漏れまくっている気化ガソリン(画像)

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. てっきりセルフ給油が普及したから、自動ストップ後の追い足し給油でこぼすのを防ぐ(ノズルが見えなくて追い足しができない)ためかと思ってた。

  2. あれって製油所に戻る(タンクローリーが回収する)んじゃないのか

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号