日本唯一「歩ける高速」? 「触れる緑のキロポスト」も 東京の一般道が“NEXCO”の理由

NEXCOがなぜ一般道を管理しているのか

 しかしながら、(有料の)京葉道路の開通当初、この一般国道14号の一部区間も、有料道路の一部だったのです。

 有料の京葉道路は1960(昭和35)年、日本道路公団が一之江出入口~船橋IC間で開通し、翌年に自動車専用道の指定を受ています。しかし平面交差の多さもあり渋滞するようになると、首都高7号線との接続が図られ、1971(昭和46)年に両者が高架でつながりました。

 これに前後して、一之江橋から江戸川(篠崎)までの都内区間は一般道になっています。

 この、かつて有料道路だった地上の国道14号とは別に、首都高から高架で続く有料道路にも、0から始まるNEXCOのキロポストが設置されています。

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江戸川大橋の拡張工事の様子。首都高との接続に合わせて6車線化された(画像:NEXCO東日本)。

 0キロポストが置かれている首都高との境目「谷河内(やごうち)接続点」は、地上の国道14号に高架道路が合流してくる箇所付近から200mほど東にあります。ここを境に橋桁の構造が変わるほか、本線上の「ここから京葉道路」との看板を地上からでも確認できます。

【了】

【え…】NEXCOが管理する「京葉道路」は2つある(地図で見る)

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