ポーランド向けFA-50戦闘機がロールアウト 製造元KAIでは改良型の納入計画も

今後ポーランドの戦闘機はFA-50とF-16、F-35の3機種へ。

12機は2023年中に引き渡し予定

 ポーランド国防省は2023年6月7日、自国軍向けに製造された韓国製FA-50軽戦闘機のロールアウト式典が、KAI(韓国航空宇宙産業)の工場で実施されたと発表しました。

Large 230607 fa50 01

拡大画像

ポーランド空軍向けのFA-50軽戦闘機(画像:ポーランド国防省)。

 これはポーランドのマリウシュ・ブワシュチャク国防大臣が訪韓したのに合わせて行われた公式セレモニーで、すでに最初の生産機はポーランドへ向け輸送中とのこと。すでにポーランドはFA-50を48機発注済みで、当初の計画ではそのうち12機が今年(2023年)中に引き渡されることになっています。

 またKAIによると、2025年下半期から2028年にかけて、「FA-50PL」と呼ばれる性能向上モデルを36機納入する計画だといいます。

 なお、ブワシュチャク国防大臣は同日、韓国のイ・ジョンソプ国防部長官と会談を行い、両国の「国防・防衛産業協力共同委員会」の初会合を開催。今後、2国間の相互訪問と軍事訓練、韓国での兵器体系運用教育・訓練など、軍事分野での協力範囲を拡大していくことで意見を一致させたそうです。

【了】

【まだ飛んでたんか!?】FA-50で代替予定のポーランド空軍Su-22戦闘爆撃機ほか

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。