中部縦貫道の橋、1夜でJR線をまたぐ 飛騨高山から長野方面へつづく天空の道に
高山市街スルーはありがたい!
高山本線をまたぐ高架橋 JR東海が施工
中部地方の山岳地域を縦断する「中部縦貫道」。その建設中の区間で、JR高山本線を跨ぐ橋が、2023年6月7日から8日かけての1夜で架かりました。
この工事は「高山清見道路」高山IC~丹生川IC(仮称)間の建設事業で実施。中部縦貫道の一部を成す高山清見道路の区間は現在、東海北陸道と高山市街を連絡する自動車道として機能していますが、これを長野方面へ9.5km延伸させます。高山方面をスルーする区間ができ、“縦貫道”としての機能が強化されます。
鉄道をまたぐ区間のため、行為は国土交通省 高山国道事務所がJR東海に委託して行いました。地上で組み上げた橋桁を、国内に5台しかないという1000トンクレーンで吊り上げて設置しています。
高山清見道路の延伸区間は全ての区間で着工済み。土工部の建設が進み、航空写真などでルートをはっきり追うことができるほど進んでいます。この区間のさらに東側、長野県境をまたぐ安房峠道路へと接続する「日面~平湯」区間も、事業化に向けた準備が進んでいます。
【了】
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