福岡空港の「門限問題」、話題の「北九州へ代替着陸」は万能なのか? たいぶ昔のルールはずっとそのまま?

22時という「門限」に間に合わず、代替である北九州空港にJAL機が着陸したことで話題となった福岡空港。このルールの背景には、1970年代からついて回る「騒音」がキーワードとして浮かび上がってきます。

「門限超えで北九州へ」は万能じゃない?

 一つは、北九州空港で支援態勢が整わない航空会社は、着陸後に再出発するといったケースになった場合、整備確認ができるかという問題が起きる可能性が考えられます。もう一つは、航空機の騒音に対する認識も変わっていかなければならないのではないか、ということです。

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北九州空港。写真は深夜に到着したスターフライヤー便(乗りものニュース編集部撮影)。

 航空機の騒音は半世紀を経て、格段に小さくなりました。かつて激しい建設反対闘争が起き、長年、騒音へ厳しい目を向け続けてきた成田空港の周辺も、近年は騒音の低下や空港と地域双方の発展を見据えて、夜間の弾力的な運用を徐々に受け入れつつあります。

 かつては「陸上空港はもはや建設できない」ともささやかれた時期もありましたが、成田空港では3本目の滑走路も現実のものとなりつつあります。

 夜間は騒音がより顕著に響くため、福岡空港のように大規模市街地が近いと、見直しは一朝一夕に進まないかもしれません。しかし、今後も福岡空港で“門限”破りが起きても代替空港があるから、という認識が出来上がってしまえば、乗客が困ることが続きかねません。

 航空機の騒音がどれほど改善されたかを踏まえつつ、福岡県や九州の経済的な発展を考える場合、現在よりは弾力的に“門限”を運用することが福岡空港で可能か、検討を始めても良いかもしれません。

【了】

【航路】「北九州へダイバート」後の当該機、翌朝には珍ルートをフライト

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日本各地の名産や景勝に興味があり、気ままに目的地を決めて2泊3日程度の 小旅行を楽しんでいる。

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