答えは「棺を運べるタウンエース」? “霊柩車に見えない”だけでないメリットとは 好調な光岡の霊柩車
市場にバッチリよりそ~う~。
ミニバンでもデカい? でも軽じゃ小さい タウンエースだ!
光岡自動車の霊柩車事業が好調です。同社は2023年6月15日、霊柩車などを手がける特装グループの2023年1~5月期受注台数が100台を超え、過去最高だった昨年1年間の受注の約半数を半期待たずして達成したと発表しました。
同社は乗用車ベースの洋型霊柩車のほか、近年は多機能に使えるミニバン型の寝台車・搬送車のラインアップを強化。コロナ禍や半導体不足などの影響で生じる霊柩車市場の納期の不透明感を解消すべく、積極的なベース車両の仕入れと先行生産に取り組んできたといいます。
霊柩車は近年、一見して霊柩車に見えないような車両がひとつのトレンドになっています。そうしたなか発表で同社が紹介しているのが、4月から製造販売を開始したというトヨタの商用バン「タウンエース」をベースにした搬送車です。
搬送車は一般的に霊柩車の一種で、亡くなった場所から遺体を安置場所へ搬送する、ストレッチャーを備えたクルマですが、近年は兼用で使われることも多くなっています。葬祭事業者の意見を元に車両を選定したというタウンエース搬送車は、ミニバン搬送車よりも取り回しがよく、軽自動車ベースでは確保できない収容力を実現しているとのこと。ストレッチャー兼用棺台や先進安全装備などもついて、価格は税込み284万5000円~だそうです。
光岡自動車は「2023年1~12月期通期において、昨年の過去最多受注台数202台からさらなる上積みを目指してまいります」としています。
【了】
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