どうなる?北海道新幹線「函館駅乗り入れ」 9月にも調査開始へ 市が補正予算に費用計上
北海道新幹線の函館駅乗り入れに向けた第1歩です。
函館市が「新幹線函館乗り入れ調査費」に3773万円を計上
北海道函館市は2023年6月15日(木)、令和5年度補正予算案を発表し、新規事業として「新幹線函館乗り入れ調査費」に3773万円を計上しました。
北海道新幹線が発着する新函館北斗駅は、函館市街地から17.9キロ離れた北斗市内にあります。そのため、新幹線駅と函館駅を結ぶ「はこだてライナー」が運行されています。2023年4月に就任した大泉潤市長は、公約に「新幹線の現函館駅乗り入れに関する調査の実施」を盛り込んでいました。
今回の調査では、北海道新幹線の函館駅への乗り入れに向けた整備費用や課題、並行在来線への影響、旅客見込み者数、将来収支などを調査するとしています。
6月15日に開かれた記者会見で大泉市長は「2030年度末の北海道新幹線の札幌開業を見据えた際に、道南地域全体を持続的に発展させるためにも、地域再生の起爆剤となり得る新幹線の函館駅乗り入れについて検討調査を行う必要がある」と述べています。
今後は、公募型プロポーザル方式で調査を委託する事業者を8月下旬に選定し、9月頃に調査を開始。年度内に調査結果を公表するとしています。
【了】
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