脱・開かずの踏切! 東京圏の鉄道「高架化・地下化」どこで進んでる? 工事中から「検討中」まで
駅単位の高架化もあちこちで
●東急大井町線
【検討中】戸越公園周辺
ことし2月に都市計画素案が発表され、事業化の手前まで来ています。1面2線島式ホームの高架駅になる予定です。
●JR南武線
【検討中】武蔵小杉~矢向
向河原・平間・鹿島田の3駅が高架化され、国指定の11か所もの「開かずの踏切」が解消されます。事業化の準備段階である都市計画決定と環境アセスメントの手続きの両方が進行中です。早ければ2024年の事業着手、そこから約16年での完了が見込まれています。
●相鉄本線
【工事中】鶴ヶ峰周辺
地下化工事が昨年11月に着工。現在と同じ2面2線の相対式ホームの計画で、完成は2033年度の予定です。朝夕を中心に1時間あたり40分以上遮断されている「開かずの踏切」状態が解消されます。
●京成本線
【検討中】京成高砂周辺
昨年12月に国の「立体交差化すべき踏切」に指定され、事業化にはずみがついている状況です。複数路線が乗り入れるうえ車庫が併設されている重要拠点で、しかも駅構内扱いということで列車が到着する手前から踏切が閉まり始めるため、遮断時間が長く街が分断状態でした。
●京成押上線
【工事中】京成立石周辺
完成すれば、四ツ木から青砥までがすべて高架区間となります。現在は青砥方面の仮地上線を作っている状況。線路をいったんずらして、原位置に高架を建設します。現在と同じ2面2線の相対式ホームの計画で、2030年度末完成予定です。
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