ロケットとミサイルなにが違う? ロシアはミサイルと言わない では何と言う?

ニュースなどでは、何らか飛翔して飛んでいく兵器についてミサイルあるいはロケットと呼ばれます。このふたつの違いはどこにあるのでしょうか。

実はロシアでは全部“ロケット”扱い

 ミサイルは、ロケットのように推進剤で噴射して飛んでいく兵器のうちで誘導装置があるものを指します。誘導方法が熱源探知でも、電波でも、レーザーによるものでも全てミサイルです。

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自走多連装ロケット砲BM-21(画像:ロシア国防省)。

 元々英語でミサイルは投石など、広い意味での「投射物」を指す言葉だったそうですが、1947年にアメリカ空軍が発足した際に、それまで誘導式ロケットや誘導飛行型爆弾と呼ばれていた武装などを分けやすくするために「ミサイル」と命名したそうです。

 当時は東西冷戦の真っ只中。西側陣営のボス的ポジションのアメリカがそう命名したということで、他の西側の国もそろって誘導式の飛翔する兵器をミサイルと呼ぶようになったわけです。

 先ほどから西側陣営では、ということを強調していますが、それはソビエト連邦を中心とした東側陣営が、その分類方法を使わなかったからです。ソ連は第2次大戦後、誘導兵器が出始めても、分けることはせずに、ロシア語でロケットに相当する「ラケータ」という言葉を使い続けます。それはソ連崩壊後のロシアも同じで、現在でも例えば巡行ミサイルのことを“翼つきラケータ”や“有翼ラケータ”と「羽根つき餃子」みたいなノリで呼称しています

 そして2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻では、アメリカ製のHIMARS(ハイマース)多連装ロケットにGPS誘導型ロケット弾が搭載されたり、ロケットどころか砲弾すらも、GPS誘導型のM982「エクスカリバー」という特殊な砲弾が登場し、アメリカ供与を受けたウクライナ軍が使用したりするなど、再びロケットとミサイルの定義が曖昧になっています。

【了】

【え…何が違う?】アメリカの「ミサイル」とロシアの「羽付きロケット」(写真)

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ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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コメント

1件のコメント

  1. パンツァーファウストはロケット弾ではなく無反動砲。ロケット弾を使っているのは,バズーカ砲に類似のパンツァーシュレックのほう。

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