ロシア空母だけじゃない 長期ドック入り「虚弱すぎ空母」3選 部品とられて復活に暗雲も

ロシア海軍の空母「アドミラル・クズネツォフ」が2024年以降任務に復帰するという報道がありました。同艦は6年近くドック入りし続けていますが、こうしたケース、実は他の国でもあります。

鳴り物入りで就役するも問題ばかり提供した「サンパウロ」

 2001年にフランス海軍の空母「フォッシュ」をブラジル海軍が買い取り「サンパウロ」と名前を変えて再就役した同艦は、最初の数年こそ艦載機AF-1の発着艦訓練などを問題なく行っていましたが、2005年に火災事故を起こすとその後の状態は散々なものになります。

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ちゃんと動いていた頃の「サンパウロ」(画像:ブラジル海軍)。

「フォッシュ」時代から換算すると艦歴が既に40年以上経過していた同艦は、2005年から4年間ドック入りを強いられます。以降、エンジン、推進シャフト、カタパルトなどで問題が頻発。2010年まで断続的にオーバーホールを繰り返すこととなります。

 さらに、2012年2月に再び大規模な火災が発生。以降同艦はほとんど任務につくことがなくなり、ブラジル海軍は同艦を2039年まで使う予定だった近代改修を打ち切り、2017年2月に退役させます。

 フランスは同艦を1200万ドル(約16億円)という格安の値段で売却しましたが、フランスメディアの一部報道によると、今後満足に動かすには、約8000万ドル(約110億円)の修理が必要だったという話もあるようで、ブラジルに渡った時点から決して良好な状態の艦ではなかったことがうかがえます。

 なお、退役後も同艦は不遇で、艦内に含まれていたアスベストの問題で、境保護団体や野党から抗議され、解体を請け負うはずだったトルコが受け入れを拒否。ブラジル本国へ引き返しますが、母国側も入港を拒否。3か月ほどブラジル沖を漂流し、結局、環境保護団体の猛抗議の中、同艦は2023年2月3日に自沈することになりました。

【了】

【未だ“入院中”】ドックで改修を受けている空母「アドミラル・クズネツォフ」(写真)

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ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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