「世界一入国審査がキツイ」とも呼ばれた英国への入国…いまやスイスイ 革命が起きていた!

海外の渡航地に到着後、旅客が必ず受けるのが「入国審査」。そのなかでも一部で「世界一」と称されたこともあるほど厳格な審査をしていたのがイギリスです。ただ現在、その入国方法が大きく変わっています。

2019年より日本人の入国審査に革命が

 海外の渡航地に到着後、旅客が必ず受けるのが「入国審査」。国によっては入国審査官から外国語で質問攻めにあったあげく、別室での追加質問をされたり、最悪のケースでは入国できないといった厳しい措置が講じられることもあります。そのなかでも一部で「世界一入国が厳しい国」とも称されたことがあるのが、イギリスです。

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イギリス・ロンドンの「ベッグベン」(乗りものニュース編集部撮影)。

 イギリスの入国がかなり厳格とされる理由は、国内での不法就労などを防止する目的といわれています。ただ、日本人の観光や出張といった短期滞在におけるほとんどのケースでは、ノンストレスでの入国が可能です。

 イギリスの空港では2019年より、日本のパスポート保有者の入国に対し、電子化ゲートを導入しています。対象は18歳以上の日本国籍者が日本のIC旅券を用いて英国に入国する場合であるほか、12歳から17歳についても、自動化ゲートの利用対象となる大人の同伴がある場合には、同様に自動化ゲートの利用が可能です。

 この自動化ゲートを使う場合には、入国審査官による口頭質問がなく、ゲートの機器でパスポートを読み取り、顔写真を撮影するだけで入国が可能です。読み取りがうまくいけば、1人30秒ほどで入国審査が終了します。なお、この自動化ゲートは日本のほか、韓国やシンガポール、カナダなどのパスポート保有者も利用できます。

 なお、自動化ゲートで入国した場合、パスポートにスタンプを押してもらうことはなく、必要に応じ、有人の入国審査カウンターへ行き、入国審査官へ申請を出す必要があるとのことです。

【了】

【写真】英空港内の革命的設備の様子など

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