「山手線最後の踏切」廃止計画「代わりの道路」とは? 架橋で“3層立体交差”出現 でもちょっと遠い?

踏切なくなって便利になるの? 遠くなるの?

 冒頭に挙げた「この踏切は 待ち時間が長いです」と書かれた看板では、踏切を避けた推奨の迂回路が案内されています。西に250mほど離れた場所にある中里第一隧道ガード、もしくは東に300mほど離れた「富士見橋」のどちらかです。

 踏切の代替道路は富士見橋よりは近い位置にできるものの、この線路沿いの道は駒込からずっと上り坂になっており、数値以上の距離を感じるかもしれません。近くで遭遇した自転車のほとんどが電動アシスト自転車だったことからも、周辺の勾配のきつさが伺えます。

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架橋地点を望む。切通しの線路の向こうで都市計画道路が途切れている(乗りものニュース編集部撮影)。

 では、代替道路ができると、交通の流れはどう変わるでしょうか。

 踏切のある道は、駒込駅北側の住宅街と、田端駅西側の住宅街をつなぐ細道ですが、田端駅側は結局、代替道路に出て駅北口のバス通りへ接続する構造なので、同じような移動を今よりも走りやすいルートで可能になりそうです。代替道路からは、そのまま本郷通りを通って西ヶ原、王子方面へ抜けられるようになります。

 ちなみに、橋の部分の着工は、おおむね2024年度ころの想定だそうです。

【了】

【なんかスゴイぞ】山手線最後の踏切と「代替道路」の位置(画像)

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