あれ、「ウ~ウ~」は? 消防車が「カンカン」だけ鳴らす時 その理由とは

消火に向かう消防車は、サイレン「ウ~ウ~」に加え「カンカン」という鐘の音を鳴らします。ただ、時には「カンカン」だけを鳴らして走行する場面に遭遇することも。なぜなのでしょうか。

「カンカン」は消防車ができるはるか前から存在

 火事が発生した時、どこからともなく消防車のサイレンと鐘の音が聞こえてきます。たいていは「ウ~ウ~」と「カンカン」がセットになっていますが、まれに「カンカン」だけが聞こえてくる時があります。使い分けがなされているのでしょうか。

Large 20230826 01
消防車のイメージ(画像:写真AC)。

「カンカン」音は正式には「警鐘」といいます。火災で出動する際はサイレンと同時に鳴らし、周辺住民や消防団に火災の発生を知らせます。警鐘は元々、火の見やぐらなどに設置されてきました。現在、警鐘は消防法で、サイレンは道路運送車両法で、それぞれ規定されています。

 火災の通報を受けて現場に向かう際は、警鐘を「カン、カン、カン」と3回ずつ鳴らします(3点鐘)。一方、消火活動を終えて署に戻る際は、サイレンを鳴らさず「カン、カン」と2回ずつ鳴らします(2点鐘)。これは鎮火を意味しますが、地域によっては2点鐘を鳴らさないこともあります。なお、交通事故や災害救助など火災以外の出動時は、サイレンのみを鳴らします。

 火災発生時は、現場へはパトカーや救急車、消防車など多くの緊急車両が向かいます。どの車両も一斉にサイレンを鳴らす中、警鐘には「消防車が来た」ことを明確に伝える役割もあるのです。

 ちなみにサイレンや警鐘の音色については、特に規定はありません(音量はあり)。このため交差点進入時や渋滞通過時など、特に自車の存在を強調する必要がある場合には、階調を変化させたり和音を重ねたりした独特な音を発することができます。

【了】

【カバみたい】入水する消防車両

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号