ランクル・ジムニーの“先祖”は世界の先駆け? 4WDが「日本のお家芸」といえるワケ

4輪駆動(以下:4WD)。今では多くのクルマにラインナップされていますが、この駆動形式が、一般的な存在になるまでには、長い道のりがありました。

「ランクル」生んだトヨタ 「ジムニー」生んだのは…?

 ジープは戦後、世界中に流通するだけではなく、各国でライセンス生産が行われ、シビリアンジープとして民間にも広まることになります。

 このとき、トヨタはジープの生産権を獲れませんでした。そのため、独自に4WD車の研究を進め、1951年に「BJ型」を開発。1953年にトヨタ「ジープ」として量産が始まります。しかし商標の問題から名称変更を余儀なくされました。

 当時の技術部長だった梅原半二さんは1954年、同じくジープに倣って車両を開発し、4WD車として頭角を現していたイギリスの「ランドローバー」にあやかり、「陸を巡行する」という意味を持つ「ランドクルーザー」と命名。以降、「ランクル」の愛称で親しまれ、オフロード4WDを代表する車種となります。

 一方で、オート三輪などで実績をあげていたホープ自動車は、独自路線として、1956年に4WDをより小型化した軽4WDの構想を立ち上げました。1967年には「ホープスター ON型4WD」という名前の軽4WDを完成させます。しかし、経営難により100台ほどを生産したところで、自動車業界からは撤退。その製造権を鈴木自動車(現・スズキ)が買い取り、改良を加えて1970年4月に本格軽4WDオフロード車として売り出したのが、現在でも根強い人気を博している「ジムニー」です。

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アメリカ軍が戦時中に採用したジープ(画像:アメリカ陸軍)。

 そして、1971年には、富士重工業(現・スバル)が、乗用車を4WD化した「ff-1 1300Gバン 4WD」を発表。「レオーネ」や「レガシィ」などに続く「シンメトリカルAWD」の礎となり、「AWD」はスバルの代名詞となります。

 また、1970年代のアメリカではピックアップトラックの4WD化が進みます。1980年代にはSUVという名称も浸透し始め、ステーションワゴンにも4WDのラインナップが増え始め、一般的になっていきました。

【了】

【え…】ランクルやジムニーの先祖的な「くろがね四起」(写真)

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ミリタリー、芸能、グルメ、自動車、歴史、映画、テレビ、健康ネタなどなど、女性向けコスメ以外は基本やるなんでも屋ライター。一応、得意分野はホビー、アニメ、ゲームなどのサブカルネタ。

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