旅客機エンジンの「白いグルグル」何のため? 俗説には賛否も 実はグルグルじゃなくてもいい!?

多くのジェット旅客機では、搭載されているエンジンの中心部に、「渦巻き」のようなマークが白で描かれていることが一般的です。これにはどういった意味があるのでしょうか。

エンジン動作確認&鳥よけも?

 多くのジェット旅客機では、搭載されているエンジンの中心部に、「渦巻き」のようなマークが白で描かれていることが一般的です。これにはどういった意味があるのでしょうか。

Large 20230819 01
エアバスA350のエンジン部分のアップ(乗りものニュース編集部撮影)。

 ANA(全日空)は公式サイト上で、この理由を「エンジンが回転しているのを確認するため」と説明しています。

「特に夜間や暗いところでは、エンジンが回転しているかどうか、瞬時に判別しづらいのですが、白い模様は暗くても目視で把握しやすく、エンジンの動作確認に役立っています」とのこと。また、動作の確認のほか、稼働中のエンジンに近づき過ぎたことによる事故を防ぐ効果も期待できます。

 もうひとつの効果は、鳥がエンジンに吸い込まれてしまうアクシデント「バードストライク」を防止するためとされています。飛行中、エンジンが高速回転した際の渦の動きが、鳥の警戒心を誘い、エンジンに近づきにくくするとも。

 これについて航空機エンジンメーカーは科学的な根拠がないと見解を出していることもある一方で、ニューヨーク・タイムズは1986年、ANAがボーイング767と747、計26機のエンジン中央部に模様を描いて1年間運航した結果、模様が描かれなかったエンジンは平均9羽の鳥が衝突したのに対し、描かれたものは平均1羽にとどまったという実験結果を報じています。

 ちなみに、この模様を描くのは必須ではないことから、これらの模様がない機体や航空会社も存在。また模様、必ずしも「渦巻き」というわけではなく、なかには、棒線が引かれているものや記号の「コンマ」状のものも存在します。

【了】

【こんなんあるの!】なかなかカオス…「グルグル」以外のエンジン中央の模様

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス