「ジャンボ」747は死なず! 国内唯一の保有会社パイロットが語る特徴とは? 「実は速いんです」

「ジャンボ」と呼ばれ、かつて多くの航空会社が使用していたボーイング747。現在も同型機を主力にしているのが、貨物専用航空会社のNCAです。同社のパイロットは747をどう見ているのでしょうか。

747の操縦や強み、どんなところ?

 佐藤機長によると、747の操縦は「大型機の特徴が色濃く出ている」ものだそう。

「大型ゆえに慣性がとても大きいので、操縦操作もインプット(操作)を行ったら、アウトプット(操作後の自機の挙動)をしっかり見て、ひとつひとつ操作をこなしていくことがポイントです。私も過去に訓練で、『飛行機の挙動が暴れるのは、自分で暴れさせているからだ』といわれたこともあり、無駄で大きな操作をしないようにしています。また、私は747は、ゆったりした特性をもつ飛行機だと思います」。

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NCA機のコクピットで。今回取材に応じてくれた佐藤利之機長(乗りものニュース編集部撮影)。

「747、しかも空荷の状態と満載の状態でフライトさせることがあるので、いろいろなウエイト(積載重量)のなか、離陸着陸を行わなければいけません。そこはテクニックが必要かもしれませんね」とのこと。

 そして佐藤機長には、747の操縦において「常々感じる」という強みがあるのだとか。「747は大きい飛行機であると同時に、速いんです。巡航中も前を飛んでいる飛行機を追い抜くことができることもしばしばあり、そのときには少し優越感を感じますね」。747-8の巡航速度はマッハ 0.85(910km/h)であり、767貨物型のマッハ0.8、777貨物型のマッハ0.84を上回るスピードとなっています。

「747は『ジャンボ機』としてみんなが知っている飛行機ですし、見た目も美しくカッコイイ、そして速い、誰もが憧れる飛行機なのではないかと考えています」(佐藤機長)

【了】

【写真特集】NCAがもつ「最後のジャンボ」に徹底肉薄

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