「吹田はJR宝塚線」って!? 東京のJRを関西に当てはめた想像図が話題に「東京やっぱ謎だわ」
東京のややこしいJR路線網を、関西のJR路線に当てはめたら――そんな想像を描いた漫画が話題になりました。
なぜ東京のJRはややこしいのか
東京のややこしいJR路線網を、関西のJR路線に当てはめたら――そんな想像を描いた漫画が話題になりました。
作者は羽鳥写真館@hatolier_cameraさん。「関西のJRが首都圏みたいな訳の分からない路線システムにされた話」と題したものです。
以前作者は「東京の路線システムが分からない」として、蒲田駅や鶴見駅など「東海道本線」に属するはずの駅が「東海道線」には無く、全く別の「京浜東北線」に乗らないとたどり着けないことや、上野から常磐線の普通列車に乗っても亀有駅に行けなかったなど、さまざま「翻弄された」エピソードを紹介しています。
今回はその続編で、関西でその路線網を再現したらどうなるかとして、JR神戸線やJR京都線の場合を紹介。
まずJR神戸線やJR京都線は「東海道線」に統合。それならまだ理解できますが、「東海道線」の駅一覧を見ると、大阪の次は尼崎、西宮、芦屋、住吉……となっていて、普通列車に乗っても甲子園口駅や灘駅など「小さい駅」を無視して飛ばしてしまうことになります。
その小さい駅は「JR東西線」扱いとされて、駅のラインカラーもピンクになり、学研都市線と完全に一体化。たとえば三宮駅に近い灘駅で乗ると、全ての列車が大阪駅に行かず京橋や学研都市線へ行ってしまうことになります。
京都方面では吹田駅などが「JR宝塚線」扱いとなり、「東海道線の普通」に乗ってもそこで降りることができません。現在も両線には直通運転がありますが、それを極端化して「独自の路線扱い」にした形です。
これは「京浜東北線が、横浜駅で東海道本線から外れて、根岸線へ行く」「常磐線各駅停車に乗ったら、上野の手前で、強制的に地下鉄へ直通させられてしまう」などという状況を皮肉っぽく表現しています。ほかにも「大和路線の快速の通過駅はおおさか東線扱い」など、実現してほしくない(?)将来像が描かれています。
同じ路線に「2つの路線」があって、“普通列車”を名乗るのに駅を当たり前のように飛ばす――補完関係にあるはずの快速線と緩行線が常に一緒にいるわけでなく、途中で分かれたりする――それを関西で例えた漫画に、コメントでは「やっぱり東京怖いわ」「モヤモヤしていた理由が分かった」などの声が上がっています。
【了】
コメント