レンタカー=「わ」ナンバーじゃないの? 一部地域にある「れ」レンタカーなぜ?
レンタカーは一般的に「わ」ナンバーですが、一部では「れ」ナンバーも使われています。しかし軽自動車では「れ」は別の用途に使用されています。どういった背景があるのでしょうか。
沖縄・北海道では「れ」のレンタカーも
レンタカーのナンバープレートのひらがなは、一般的に「わ」が使われます。ただ、「わ」以外のナンバーがレンタカーに割り当てられるケースも存在します。
沖縄本島では、小型乗用車、いわゆる5ナンバー車のレンタカーに対して「れ」ナンバーが交付されています。以前は「わ」ナンバーでしたが、レンタカー台数の増加により、2015年にすべて使いきってしまったため、レンタカー用に割り振られているもうひとつのひらがな「れ」を使い始めたそう。
そもそも登録車(軽自動車以外)では、貸渡用(レンタカー用)ナンバーのひらがなとして、「わ」だけでなく「れ」も割り当てられているのです。
「れ」ナンバーは北海道、札幌ナンバーのレンタカーでも見られます。札幌ナンバーのレンタカーは、もともと1990年代後半まで「れ」ナンバーでしたが、全国に合わせる形で「わ」ナンバーを交付し出したものの枯渇、2013年以降は再び「れ」ナンバーを交付しています。「れ」→「わ」→「れ」という経緯をたどっているわけです。
ちなみに沖縄や北海道で「わ」ナンバーが枯渇した理由のひとつは、観光地であるため、レンタカーのサイクルが早いことが挙げられます。北海道運輸局によると、繁忙期前にレンタカー台数を一気に増やし、冬の閑散期を前に、それらを一斉に中古車市場へ放出するというサイクルがあるそうです。
ただし軽自動車では、事情が異なります。
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