ロシア「侵攻以来初」ウ軍の攻撃で損傷した潜水艦の写真が流出!

かなり深刻なダメージと予想。

ほぼ撃沈状態との見解も

 ロシア国防省が2023年9月13日に損傷を受けたと発表したキロ級潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」の損害が予想以上である可能性が、ロシアの反政府独立調査機関である「紛争情報チーム」のSNS投稿によって示唆されました。

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今回損傷したロシアの通常動力潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」(画像:ロシア国防省)。

 同艦は、クリミア半島にあるセヴァストポリ艦船修理工場の乾ドックで、イギリスがウクライナ軍に供与した巡航ミサイル「ストームシャドウ」により損害を受けたとみられています。

 なお、同じく艦船修理工場で攻撃を受けた、ロプーチャ級揚陸艦「ミンスク」に関しては攻撃直後から修復が不可能な状態になっていると報道がありましたが、「ロストフ・ナ・ドヌー」に関しては、ロシア国防省の発表によると、損傷を受けましたが、修理が可能であるとみられていました。

 しかし、今回公開された写真では「ロストフ・ナ・ドヌー」の船首と右舷側に大穴が空いていることが確認でき、写真が本物だとすれば、当初の発表よりもはるかに深刻なダメージを負っていることは明らかです。

 この損傷状態の場合、修理して戦線復帰することはかなり難しいのではと、複数の海外メディアで報じられています。なお、仮に同艦が廃棄扱いになれば、2022年2月にウクライナ侵攻を始めてから初の潜水艦喪失となります。

【了】

【艦船修理工場は大炎上】ミサイル攻撃を受けた乾ドックほか(写真)

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