新幹線×在来線特急「乗継割引」廃止 約60年の歴史に幕 紙のきっぷ減で「役目終わった」
在来線特急が半額になったんですが……。
在来線特急が半額になった「乗継割引」廃止へ
JR東海は2023年9月22日(金)、新幹線と在来線特急との「乗継割引」を廃止することをそれぞれ発表しました。
新幹線と在来線特急を乗り継いだ際に、在来線の特急等料金、指定席料金が半額となる制度です。駅の券売機で発券されるものについて適用されましたが、JR東海によると、会員制ネット予約&チケットレス乗車サービスである「EXサービス」による新幹線利用が、すでに半数を占めている状況などを踏まえたそうです。
代わりに2024年春から、列車や宿泊なども一括して予約が可能な「EX旅先予約」で、在来線特急列車も予約できるお得な商品を用意する予定だといいます。
この乗継割引は1965(昭和40)年、新幹線と在来線特急・急行を乗り継ぐ輸送形態ができるなかで、特急料金の割高感を解消するために設けられた制度だといいます。この年は、全国の主要駅に「みどりの窓口」が開設された年でもありました。それから60年近くがたち、乗継割引は「役目を終えた」(JR東海)と考えているそうです。
なお、乗継割引の廃止はJR東日本もほぼ同時に発表しており、廃止時期はJR東海が「2024年3月16日(土)乗車分から」、JR東日本は「2024年春」としています。JR東日本もまた、ネット予約サービス「えきねっと」によるおトクな商品の拡充に取り組むとしています。
【了】
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