バス廃止の大阪南部 代行を依頼した自治体へ、近鉄・南海バス「可能な範囲で協力する」
ただし、その条件とは。
12月20日(水)をもってバス事業を廃止
大阪府南部で路線バスを運行している金剛自動車が、2023年12月20日(水)をもってバス事業を廃止することを受け、沿線自治体は9月、ほかのバス事業者へ運行などにかかる協力を依頼。うち富田林市は、近鉄バスおよび南海バスより以下のような回答があったと明らかにしています。
「既存の路線バス運営に支障が出ないことを前提に、可能な範囲での協力をする。ただし、協力にあたっての前提条件として、運行にかかる経費および初期的経費は自治体負担とし、輸送形態については、交通事業者が事業主体となる直営路線ではなく、いわゆる『自治体コミュニティバス』方式として、自治体が事業主体となり、交通事業者が輸送契約を請け負う形とする」
回答を受け市は、「今後におきましては、近畿運輸局、大阪府と協議を行い、太子町、河南町、千早赤阪村を含めた4市町村が広域的に連携し、可能な限り路線維持に努めてまいりたい」としています。詳細な情報は決定次第、告知するということです。
金剛自動車は事業廃止へ至った理由を「乗務員の人手不足や売上の低下など、様々な要因があった」と説明しています。
【了】
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