“飛行機の墓場”まで34日! 退役旅客機で「長すぎる最後の旅」発生 異例の経緯とは

役目を終えた旅客機は、安置場のある場所まで回送運航を行うのがスタンダードです。そのなかで拠点から目的地まで34日間を要したフライトが存在します。時間がかかりすぎたのにはワケがありました。

「長すぎる最後の旅」どう飛んだ?

 しかしVH-NXRは、新千歳まで多くの717と同じ経由地であったものの、そこから台北へ。さらに同機はラヨーン(タイ)、ナグプール(インド)、マスカット(オマーン)、フルガダ(エジプト)、ソフィア(ブルガリア)、スタヴァンゲル(ノルウェー)、レイキャビク(アイスランド)、グースベイ(カナダ)、インターナショナルフォールズ(アメリカ・ミネソタ)を経由して、ビクタービルへと到着しました。

 海外航空メディア「AIRLIVE」によると、この機のキャンベラ発は7月12日、ビクタービルの到着は8月15日、フェリーフライトを完了するまで、34日間を要したとのことです。

 なぜVH-NXRのみがこのような「長すぎる”最後の旅”」を行ったのかは明らかになっていませんが、この機の飛行ルートは、日本の航空会社が欧州線を飛ばす際、ロシア上空を迂回する際に用いる「南回りルート」にかなり近いものとなっています。一方ほかの717はアンカレッジ経由までは、欧州線の「北回りルート」に近い経路を飛び、そこから南下するような航路が採用されています。

【了】

【写真】飛行機多すぎ… これが「飛行機の墓場」です

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